ウィズコロナ

 東京オリンピックの閉会式の最後、次回の開催都市パリの中継では、エッフェル塔のまわりに多くの人が集まり、まるでお祭りのように楽しんでいるのを見て、羨ましく思った方も多かったのではないかと思います。かくいう私もその一人でした。

 

 欧米でも、新型コロナウィルスの感染拡大が続いていますが、ワクチンの接種が進んでいることなどから、イベントやレストランなどでの行動制限の緩和の動きが続いています。現在イギリスやイタリア、フランスなどでワクチンの接種率が5割〜6割を超え、感染者数が増加しても重症化がある程度抑制できているということから、感染拡大の防止を進めると同時に経済活動を両立するという、「ウィズコロナ」という方針への転換を進めています。

 

 行動制限緩和の動きから、既に欧米や一部のアジア地域では、コロナ前ほどではないにしろ、経済的にも回復傾向がはっきり見てとれます。

 

 日本では、ワクチン接種の開始は遅れ気味でしたが、現在は早いペースで進んでおり、欧米に並ぶ接種率になりました。

 

 様々な意見があるとは思うのですが、できるだけ早く海外と共通の「ワクチンパスポート」の発行や、制限されている経済活動の緩和を進めていかなければ、大きく回復しつつある海外市場から、日本だけが取り残されてしまうように思えてなりません。

かながわ経済新聞9月号記事に加筆修正)